友達にお金を貸さない方が誠実?断る判断基準や友情を壊さない伝え方【悩んでる方必見】

【上の動画から会話劇もどうぞ】

「お金に困ってる友達には貸すのが友情…」優しい人ほどそう思うかもしれませんが、その優しさが関係を壊してしまうこともあります。

友達に「お金を貸して」と頼まれた時どうするか?

この記事では、そんな悩みを抱えるあなたに向けて

  • お金を貸すべきかどうかの判断基準
  • 断る時の伝え方
  • 友情を壊さないための考え方

を、具体例も交えながらお伝えします。

たろー

こじま、貸した1,000円返してにゃ

小島

こっちが貸してんだよ

目次

友達にお金を貸すのはアリ?ナシ?

1お金を貸す選択

基本的には「貸さない方がいい」というのが、多くの人の判断です。

なぜなら、お金の貸し借りには想像以上のリスクがあるからです。前提として、「返ってこなくてもいい」と本気で思えないなら、貸さない方が無難です。

お金を貸すことで起こりやすいトラブル

2金貸しトラブル

お金の貸し借りには、大きなトラブルを引き起こすリスクが潜んでいます。
以下の2つは非常によく起こるケースです。

返済されないリスク

多くは口約束で、返済期限も曖昧になりがちです。
全額返済されてないケースは、むしろ多いといえます。

友情が壊れる

お金の貸し借りは、貸す側も借りる側も精神的に負担を感じやすく、関係がギクシャクする原因になりやすいものです。また、たとえ少額であっても、お金をめぐって信頼関係が壊れてしまうこともあります。
むしろ「返ってこない金額」そのものよりも、「信用を失った」と感じることの方が、長く心に残るケースが多いのです。

お金の貸し借りによって、それぞれの立場で以下のようなストレスや葛藤が生まれやすくなります。

貸す側:「なぜ返してくれない?」「返済が遅れてるのに連絡もない…催促するのも億劫でストレスが溜まる…」
借りる側:「返す見込みがなくて気まずい…」「困ってる時に助けてくれないなんて友達じゃない(逆ギレに発展することも)」

お金は、関係性の温度差を可視化する道具になってしまうこともあります。

「困っているときに助けないのは、友達じゃない」と感じた人は、貸してくれなかった相手に不信感を持ち、距離を取るかもしれません。

ですが、その原因を作ったのは(高確率で)自分自身です。
そのことを冷静に受け止めてほしいと思います。

それらを理解して、友達から借りる必要があるのか、貸す必要があるのかを考えましょう。

たろー

会計のときに財布がないって気づいて、一時的に困ることもあるにゃ

小島

その場で回収できるなら貸してもいいかもしれない。でも、それが続くようなら別の意図を疑うべきだな

ラムネ

貸すにしても、あらかじめ上限を決めておくことも大事ですね

貸すかどうかを判断するための4つの基準

3捨ててもいい金

「貸すべきか、断るべきか」迷ったときは、以下の4つの視点から冷静に見つめ直してみましょう。

「返ってこなくてもいい」と思えるか?

お金をプレゼントと同じだと割り切れるかどうか。
貸すなら「戻ってこないのは前提」で貸しましょう。これは必須です。

お金の使い道に納得できるか?

一見すると切羽詰まっているようでも、実は浪費や贅沢が原因なこともあります。
ギャンブルやゲーム課金など、使い道によっては相手のためにもなりませんし、お金を貸しても問題の根本解決にはならない場合が多いです。

信頼関係は本物か?

困っていることが可哀そう…などと感情に流されていないか?
長年の付き合いがあるか、これからも付き合っていきたいと思える相手か?
対等な関係を保てているか?周囲からも信頼されている人物か?

返済を望むなら、相手を見極めることが大切です。
恩がある相手や、兄弟のような絆を感じる相手なら、「助けたい」と思うのも当然でしょう。
ただし、返済されなければ、関係性は友人に加えて債権者と債務者という側面も帯びてしまいます。
そうなると、どちらかが無理をしたり、気を遣い続ける関係になってしまうかもしれません。

自分の生活に影響は出ないか?

いくら仲の良い友人でも、あなた自身を犠牲にする必要はありません。
生活に支障が出るような金額を貸すのは避けましょう。
余剰資金の範囲で対応できるかどうか、冷静に見極めてください。

小島

借りる側にも、こういう視点は持っていてほしいよな

断る=冷たい?貸さない判断はむしろ誠実かも…

4誠実猫型ロボ

「頼ってくれたのに、断るなんて冷たいかも…」
そう感じてしまうのは自然なことです。

ですが、お金を貸さないと続かない関係は、本当に健全な友情と言えるのでしょうか?
「貸さない」という判断が、実は「関係を壊さないための誠実な選択」である場合もあるのです。

「貸さない」は、友情を守る勇気ある判断でもある

金銭トラブルの火種を作らないことも、友情を守る行動のひとつ。
その場の優しさより、長期的な信頼関係を大切にすることが、真の思いやりです。

貸さないことで壊れる友情は、その程度の関係だった可能性も

「友達が困ってるなら助けるのが当然」
「返済が遅れているのに連絡すらない」

このように、借りる側が貸す側の都合や気持ちをまったく考えていない態度が見えてきたとき、「今後も関係を続けるのは難しいかもしれない」と感じる人もいるはずです。

そうしたやり取りを通じて見えてくるのは、相手の本質かもしれません。
そもそも、その人は友人と呼ぶにはふさわしくなかった――そう考えることもできるのです。
断ることは、必ずしも冷たい行為ではありません。

あなたが貸さなくても、助けてくれる人・組織は他にもいる

本当に困っている人ほど、すでに他の選択肢も探していることが多いものです。
家族、親戚、他の友人、そして公的な制度や支援窓口など頼れる存在は他にもあります。【あなた一人だけが最後の砦】という状況は、実はほとんどありません。

たとえば

  • 市役所の「生活困窮者自立支援窓口」(生活費・住居などの相談ができる)
  • 病院内の「医療ソーシャルワーカー」(医療費減額・分割支払いの調整)
  • 社会福祉協議会の「緊急小口資金」「総合支援資金」(無利子・保証人なしで借りられる制度)
  • 法テラスの無料法律相談(借金・契約・家族関係などの悩み相談)

長期的に支援し続ける覚悟があるなら話は別ですが、まずは「その人が友人から借金をせずに生きる方法を一緒に探してあげる」ことのほうが、ずっと健全です。

「自分が貸さなければこの人は終わりだ」…その思いは、たしかに優しさかもしれません。でも、感情で動いてしまうと、自分も相手も傷つける結果になることが多いのです。

本当の誠実さとは、「貸すこと」ではなく「考えること」

真剣に人と向き合うというのは、気軽にお金を貸すことではありません。
「貸しても本当に相手のためになるのか?」
「返済の見通しはあるのか?」
「自分はどこまで責任を持てるのか?」

そんなふうに、一度立ち止まって考えること、それこそが、本当の意味での誠実な向き合い方ではないでしょうか。

あなたの選択が、後悔ではなく、「あの時、ちゃんと考えて良かった」と思える行動になりますように。

逆に、お金に困っている人がすべきこと

あなた自身が「お金を借りたい側」なら、まずは友達から「お金を借りること」よりも「相談すること」を考えてみてください。
助けてくれる人や制度は他にもあります。ただし、変な人や詐欺まがいの相手に相談するのはリスクも高いので、公的機関や信頼できる相手を選ぶようにしましょう。

貸さなかったときに起こりうる友達とのトラブル

5貸し借りトラブル

お金を貸さなかったことで、相手との関係が気まずくなったり、「信頼を損なった」と感じられることがあります。
特に、相手が本当に困って心身が疲れ果てていた場合、「見捨てられた」と思われてしまうこともあるでしょう。

また、同じ友人グループ内で「助けたい」という声が上がると、価値観の違いが表面化し、居心地の悪さを感じるようになるかもしれません。

実際に起こりうるトラブルには、こんなものがあります。

無視や距離を置かれる

「信頼されていない」「困った時に助けてくれないケチなヤツ」と感じた相手が、連絡を絶ってしまうこともあります。

他の友人に愚痴をこぼされる

あなたの判断が第三者を通じて伝わり、人間関係が複雑になることもあります。

恨まれる・逆恨みされる

とくに断り方が強すぎると、「冷たくされた」と受け取られ、感情的なしこりが残るケースもあります。

このような事態が続くようであれば、「いっそ手切れ金を渡したと思った方がいい」と割り切るしかないこともあります。だからこそ、こうしたトラブルを避けるためにも、「どう伝えるか」がとても大切なのです。

また、一時的な援助で済むようなシンプルな問題だった場合、「少しでも助けてくれれば、関係は壊れなかったのに…」と相手に思われてしまうこともあります。
そうなると、「貸してくれなかった」という事実が、その後の関係性に影を落とす可能性があることも、頭に入れておきましょう。

ただし、本来「お金を貸して」と頼むこと自体が、関係性にヒビを入れるリスクをはらんでいます。そうした状況では、一度立ち止まって、その友人やグループとの付き合い方を見つめ直す機会とするのも大切かもしれません。

たろー

まぁ、一時的な援助なら、ここまで深く考えない人も多そうにゃ〜

小島

貸したことも借りたことも忘れてるくらい、さっぱりしてたら楽だけどな……借りる側って前提だけど

どう断る?角が立たない伝え方と心構え

真剣な男性

断るときに大切なのは「冷静さ」と「誠意」です。感情に流されず、相手を尊重した断り方を考えてみましょう。

ルールや事情を理由にして断る

「ごめん、今ちょっと余裕がないんだ」「家族に許可が必要なの」「お金の貸し借りは関係が壊れやすいから…対等の立場でいたい相手には最初からしないって決めてるんだ」など。

曖昧な態度はNG。「お金は貸さないと決めている」と、自分のルールとして伝える方が、かえって角が立ちにくくなります。

断る=縁を切ることではないと伝える

「今の関係が気に入ってるからこそ、お金を挟むとその関係が変わりそうで怖い」「一時的に気まずくなるかもしれないけど、それでも友達でいたいと思ってる」と誠意をもって相手と向き合いましょう。

たろー

ちょっと検討させて!って言ってる状況なら、やっぱりごめんにゃさい、よく考えたら…って言えばいいにゃ

どうしても貸すなら、最低限のルールは必要

6猫銅像

「貸さない」とは決めきれず、どうしても貸す選択をする場合――
そんなときは、あとで後悔しないためにも、最低限のルールを決めておくことが重要です。

以下のようなポイントを、事前に整理しておきましょう。

金額は「余裕のある範囲」にとどめる

自分の生活や心に無理が出ない金額を上限にしましょう。貸すことでストレスが溜まるなら、それはもう無理をしている証拠です。

返済期限や方法は、必ず文書で残す

口約束は避け、日付や金額、返済方法を明確に書いた借用書を作成しましょう。
できれば、第三者に立ち会ってもらい証人になってもらうと、より安心です。

最終的には「返ってこなくてもいい」と割り切る覚悟を

どれだけ対策しても、返ってこない可能性はゼロではありません。
「返済されなくても仕方ない」と思える範囲内で対応することが、後悔を減らすための鍵です。

ラムネ

場合によっては、「貸すのは絶対にこの一度だけ」「これ以上の金額は無理」ということを貸す前に伝えることで、それ以降のお金の貸し借りはしない…なんてのもアリかもです

小島

それ、借りることができる人認定してくるヤツもいるけどね…相手や自分のことを冷静に考えて、最適解が見つけられるといいな

まとめ|友情とお金の線引きを、自分の中に持っておこう

最後に、大切なポイントを振り返ってみましょう。

  • 「貸さないこと=冷たい」とは限らな い
  • 自分なりのルールや軸を持って判断することが大切
  • 相手を否定せず、関係を壊さないための伝え方もある

ただし、状況や関係性、相手の性格は異なるものです。
最終的には、自分自身で納得のいく判断をすることが大切です。

【おまけ】友情が壊れる金額、心理ステージ別まとめ

金額別、友情の崩壊ゾーン!…こんな感じ??

【おまけ2】金貸さなかったら逆ギレ?ヤバい反応7連続

逆ギレ編。あなたの周りにもこういう人いませんか…?

【タメになる面白動画?続々公開中】

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